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玄関ドア部材

玄関ドア部材は文字通り玄関のドアを構成する部材であり、実際にはさらに複数のパーツによって1つのドアが構成されます。そのため各パーツは適切なサイズや寸法で製造されていなければならず、ロールフォーミング加工による製造が行われることもあります。

玄関ドア部材とは

玄関ドア部材は玄関のドアを構成する様々なパーツの総称であり、各パーツがきちんと設計された寸法に従って製造されることによって、家づくりの際に組み立てられて美しいドアを再現することが可能です。

また、ロールフォーミング加工では主としてフレーム部分が製造されます。

高精度な玄関ドア部材の製造プロセス

玄関ドアは建物を訪れた人が出入りに使用する要所であると同時に、建物の「顔」として外観のまとめ役となる重要なポイントです。そのため玄関ドアは防犯性や気密性、施工性といった物理的な機能に加えて、デザイン性や装飾性といった美観に関わる価値も追求しなければなりません。必然的に、高精度な玄関ドア部材の製造においては、細部までの徹底した品質管理はもちろん、高度な加工技術と緻密な工程設計が求められます。

ここでは、主流であるロールフォーミング加工を活用した玄関ドア部材の製造工程について、具体的な内容とポイントを解説します。

1.金物用の複雑な穴あけ・切り欠き(プレパンチ工程)

玄関のドア枠などを製造する際、施工時に建物へ固定するための穴や、蝶番のような部材を取り付ける部位をあらかじめ加工しておく必要があります。

これらの穴あけや切り欠き加工は、素材に金型や加工機を使って圧力を加えるため、素材に変形や歪みが生じる恐れがあります。そのため、後のロールフォーミング工程への影響を緻密に計算した上で、加工条件を設定しなければなりません。

2. 表面保護フィルムの連続貼付工程

玄関ドアの美観を高めるため、部材となる素材板にはあらかじめ意匠シートが塗布されていたり、カラーめっきが施されていたりすることが少なくありません。これらはロールフォーミング加工の前段階で行われるため、成形時のローラーとの摩擦や衝撃によって、塗装やシート、めっき層が剥がれたり損傷したりしないよう配慮することが大切です。

具体的な対策としては、ローラーによる摩擦の影響を低減するために、成形前に表面保護フィルムを連続的に貼り付ける工程などが組み込まれます。万が一表面加工に損傷が発生すると、製品の耐久性や耐候性が低下する恐れがあるため、ここでの保護と後工程での検査は非常に重要です。

3. 気密材用の溝・戸当たり形状の複雑な成形(フォーミング工程)

ドアのフレームは単純な構造ではなく、気密性や防犯性を高めるためにゴムパッキンや気密材といった部材を組み込めるよう設計されています。そのため、ロールフォーミング加工において細部まで計算された複雑な形状を再現しなければならず、ローラーの数を増やしたり成形工程を延長したりといった技術的な工夫が求められます。

4. 枠組みのための特殊切断・後加工(ポストパンチ・留め切り・コーナーカット工程)

長尺の金属素材をロールフォーミング加工によって成形した後、実際に「ドア枠」として使用するために、一定の角度で素材を切断したり(留め切り)、組み立て用に角を特殊な形状へ切り欠いたり(コーナーカット)、必要な追加の穴あけ(ポストパンチ)を行ったりする特殊加工が必要となります。

これらの特殊加工機は、ロールフォーミング加工機から連続して素材を受け取る形でラインに組み込まれることが多いため、生産ライン全体の流れやタクトタイム(工程順序と時間)を踏まえてレイアウトを設計することが大切です。

玄関ドア部材のロールフォーミング加工における注意点

素材の選択

高精度な玄関ドア部材を製造する場合、何よりもまず適切な素材の選定を行わなければなりません。しかし、ドアとしての耐久性や耐候性を追求して高張力鋼材(ハイテン材)やウルトラハイテン材といった素材を使用するケースでは、十分な強度を確保できる反面、延性が低いため十分なノウハウによって加工しなければ途中で破断するといったリスクもあります。

そのためロールフォーミング加工でそれらの素材を成形する場合も、素材としての限界や特性を正しく見極めることが重要です。

加工工程の順序と間隔

玄関ドア部材としてフレームを製造する場合、当然ながら他のパーツと組み合わせるための穴を開けたり、設計に合わせて曲げたりといったことも必要になります。しかし、フレームの穴あけ加工や曲げ加工はそれぞれの加工間隔を十分に確保しておかなければ、寸法通りに開けた穴が変形して結果的に不良品が量産される恐れも生じます。

耐久性と防錆処理

一戸建て住宅のような場合、玄関ドアは屋外と屋内の両方に面した部分であり、天候などの影響を受ける部分となることがポイントです。また、何度も開閉を繰り返す中でフレームが変形して、ドアの作動がスムーズにいかなくなる恐れもあります。

玄関ドア部材のフレームには十分な耐久性や耐食性が必要であり、素材に関してもあらかじめ防錆処理などの加工を施されていることが肝要です。

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引用元:ヨシカワ公式サイト
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メッキ材にロールフォーミング加工を行い玄関ドア部材を製造した事例です。芯材にはPVCコーティングが施され、ドアのパーツとして必要な形状を獲得しました。

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所在地 群馬県太田市西新町135-11
電話番号 0276-31-4100
URL https://www.k-yoshikawa.net/

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オーエフ工業-製作事例
引用元:オーエフ工業公式サイト
(https://www.o-f.co.jp/product/index.html)

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オーエフ工業では様々な型鋼のロールフォーミング加工を行っており、その一例としてドア下部材の製作事例が紹介されています。

オーエフ工業の会社情報

所在地 大阪府四條畷市蔀屋新町7-28
電話番号 072-877-6363
URL http://www.o-f.co.jp/

まとめ

玄関ドア部材のロールフォーミング加工では、高張力鋼など加工困難な素材を使用する際に技術と経験による設計が鍵となります。穴あけや曲げなど各工程の間隔設定、防錆処理などの品質保証措置が製品の耐久性と精度に直結します。ヨシカワ社のようにメッキ材+PVCコーティングの複合加工、オーエフ工業の下部材事例からは、素材と工程を組み合わせた応用力も学べます。設計品質と加工現場の両立を意識することが、優れた部材製造には欠かせません。

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