パーテーションの製造やパーツの生産にロールフォーミング加工が用いられています。このページでは、パーテーションとロールフォーミング加工の関係や、ロールフォーミングを使った製造プロセスなどについてまとめました。
パーテーションは「パーティション」とも呼ばれ、一般的に空間を区切るための構造物や設置物を指しています。パーテーションは可動式の壁などで部屋を分割するタイプの他にも、カーテンタイプのもので視界を遮るタイプなど複数の種類があります。
また車両の空間を区切る製品など、特定の分野で使われるパーツもあるでしょう。
金属素材を使ってパーテーションを製造する場合、最初にどのような素材の金属を使用するのか検討しなければなりません。パーテーションは使用される場所や環境などによって要求される特性や機能も異なってくるため、それぞれの条件に合わせて適切な素材金属を選定することが必要です。
また、パーテーションとして金属を使用する場合、表面が酸化したり腐食したりしないように耐食性や耐久性を向上させるための前処理を行うこともあります。前処理には金属めっきや塗装など、それぞれのニーズに合わせて最適なものを選択しなければなりません。
アルミニウムやスチールを使用する場合、耐食性を向上させるために表面加工が行われます。なおアルミニウムを加工する場合、あらかじめ表面の酸化被膜を除去するといった前処理が必要です。
塗装やめっきを行う際には事前にクリーニングを行って素材表面の不純物を除去しなければなりません。そして表面の品質が確保された後にコーティング剤や塗料、めっき液などで処理が行われます。
上述の前処理を完了した金属板を、ロールフォーミングによって任意の形状に成形してパーテーションの本体やパーツとして製造することが必要です。
ロールフォーミングは連続的に金属板を任意の形状へ整えられる金属加工ですが、それぞれの金属素材の特性や設計に合わせて事前に最適な条件を決めておかなければならないこともポイントです。
ロールフォーミングで条件設定を誤ってしまうと、不良品が量産されてしまうため、必ず適切な条件調整をすることが求められます。
ロールフォーミングで金属素材を成形した場合、スプリングバックという現象が起きて一定の範囲で素材の状態が元に戻ろうとします。そのため、ロールフォーミングによって加工を行った場合、製品の状態が安定した時点で適切な寸法や形状を獲得できるよう調整しなければなりません。
ロールフォーミングで形状を整えた後、改めてパーツを接続するための穴を開けたり、任意のサイズに切断したりします。また最終塗装で仕上げ処理を行うこともあるでしょう。
パーテーションは複数の製品を組み合わせることもあり、均一な寸法や品質が維持されていることが必要。また安全な利用を担保できるように強度試験を行うことも重要なポイントです。
パーテーション部材
パーテーションの構成部材をロールフォーミング加工によって製造した事例です。素材にはカラー鋼板を採用しています。
所在地 | 群馬県太田市西新町135-11 |
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電話番号 | 0276-31-4100 |
URL | https://www.k-yoshikawa.net/ |
パーテーション部材
自動車の車両内で空間を区切るパーテーションの部材です。製品の美観を向上するためロールフォーミング加工後に研磨作業による仕上げを行います。
所在地 | 東京都台東区元浅草4-6-6 |
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電話番号 | 03-3842-1831 |
URL | https://daitoo.co.jp/ |
カーテンウォールパーティション
シートタイプのパーテーションとして、カーテンウォールの固定具となる部材をロールフォーミング加工によって成形しています。
所在地 | 鎮江市、江蘇省婺州路、国立高・新技術産業開発区 |
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電話番号 | +86-511-85527018 |
URL | http://sinowa.jp.lujiawuliu.com/ |
パーティション
パーテーション(パーティション)を連結・固定の部材を製作するためのロールフォーミング加工機です。アルミやカーボンスチール、ステンレスなど複数の金属素材に対応しており、条件に合わせて設定をカスタマイズできます。
細かい寸法管理が必要なロールフォーミング加工。加工会社を選ぶには、技術力の高さと品質管理体制に注目することが大切です。そこで品質管理体制を外部審査によって証明された国際規格ISO9001を取得する加工会社の中から、発注したい製品ごとに特徴的な加工会社をご紹介します。
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